紆余曲折を経て、チャールズ皇太子と結ばれたカミラ夫人。
イギリス国民から大きなバッシングを受けていたカミラ夫人ですが、ここ数年で好感度が上昇。
そしてチャールズ皇太子が即位されチャールズ3世となった今では、国民からも王妃として認められています。
そんなカミラ夫人(王妃)の人柄と魅力について調べてみました。
カミラ夫人のWiki風プロフィール
名前:カミラ・ローズマリー・シャンド
生年月日:1947年7月17日
出身地:イギリス・ロンドン
カミラ夫人は、陸軍の将校からワイン商へと転向した父親ブルースと、第3代アシュコーム男爵ローランド・カルバート・キュービットの娘である母親ロザリンドの第一子として生まれました。
幼少期をイギリス南東部イースト・サセックスで過ごし、ダンブレルズ・スクールというところに通っていました。
10歳からはロンドンの名門女学校クイーンズ・ゲート・スクールへ、16歳からはスイスにある花嫁修業のための学校フィニッシングスクールに通います。
スイスで高等課程を修了した後、フランスのパリにある「ロンドン大学インスティテュート」でフランス語とフランス文学を6カ月間学びました。
そして1965年に帰国後はロンドンに住み、秘書の仕事をしたり華やかな社交界のイベントに出たりしていました。
カミラ夫人の女性としての魅力がわかる6つのエピソード
まずはチャールズ国王の心を虜にして話さなかった女性としての魅力についてのエピソードを6つまとめます。
1、小悪魔的要素
カミラ夫人が初めてチャールズ皇太子と初めて会ったときのエピソードは有名だと思います。
当時24歳だったカミラ王妃は、22歳のチャールズ国王にこう言いました
私の曽祖母はあなたの曽祖父の愛人だったんですって。どう思う?
一歩間違えれば失礼ともとれるこの質問をいとも簡単に言葉にできてしまう大胆さや、ユーモアたっぷりに感じさせる話術。
そして背徳的な「愛人」という言葉には、ふたりの間に何かが起きる未来をも予感させます。
このシニカルなユーモアのセンスに、当時のチャールズ皇太子は一瞬で心を奪われたとか。
24歳でこれをできてしまうカミラ王妃…すごい小悪魔ですよね。
2、聞き上手
男性も女性も、モテる人って聞き上手なことが多くないですか?
例に漏れず、カミラ夫人もとびっきりの聞き上手だったようです。
それがわかるエピソードがあります。
1979年に、チャールズ国王が幼少期からとても慕っていた大叔父のルイス・マウントバッテンをテロで亡くした時です。
大好きな大叔父の死にチャールズ国王は大きなショックを受けました。
そのときチャールズ国王が頼ったのが既に結婚していたカミラ王妃でした。
チャールズ国王にとって、自分の深い悲しみを話したいと思える相手がカミラ王妃だったのですね。
きっとカミラ夫人は、ただ黙ってうなずきながら優しく話を聞いてくれる唯一の人だったのでしょう。
人は癒やしを求めるものですから、アドバイスや叱咤激励をくれる人よりも、ただ優しく頷きながら聞いてくれる人を求めてしまうのも当然かもしれません。
3、趣味が合う
チャールズ国王は、当時カミラ王妃が郊外で暮らし、乗馬やポロ、狩猟を楽しんでいることに惹かれたそうです。
チャールズ国王も若い頃は、スキーやサーフィン、スキューバダイビングを好み、ポロにも40年以上熱心に励んでいます(2005年57才で引退)。
そしてポロ、乗馬や狩猟はロイヤルであるチャールズ国王も嗜んでいました。
それはもちろんカミラ王妃も知っていたはずで、もしかしたらチャールズ国王が上手にトークできるよう、彼の得意なことを「自分の好きなこと」として全面に押し出してきたのでは?と言った噂もありました。
もちろん、カミラ王妃はもともとアウトドア派であったことは間違いないのですが、相手が話しやすい話題を自分から提供するところはさすがですね。
ちなみにカミラ王妃は2005年に法律で禁止されるまで、キツネ狩りを楽しんでいた超アウトドア派です。
4、待つだけの女にはならない
チャールズ国王は1972年に海軍に入隊しています。
ちなみにこれには、王室が2人の関係を裂くためにチャールズ国王を軍隊に送り出したという噂もありますね。
「自分の帰りを待っていて欲しい」という本心をきちんと伝えずに(皇太子という立場による迷いもあったといも言われている)海軍艇に乗り込み8ヶ月間という長い期間を留守にしたチャールズ国王。
そしてカミラ王妃は、旅立ったチャールズ国王を待たずに以前交際していたアンドリュー氏と復縁。
なんとそのまま結婚までしてしまいます。
1973年7月4日にロンドンで盛大な結婚式を挙げた。カミラ王妃が25歳の時のことでした。
人は失ったものほど輝いて見えるものです。
このときにチャールズ国王にとってカミラ王妃は永遠の人になったのかもしれません。
5、下ネタにも付き合ってくれる
男性はいつまで経っても下ネタが好きなところってありますよね。
そしてそういった部分に引いてしまう女性は多いことでしょう(これは男女の違いなのでどうしようもないですね)。
しかし、カミラ王妃はチャールズ国王のそういう話にも優しく付き合っていたようで、こんなエピソードがあります。
それは「タンポンゲート」。
ダイアナ元妃と別居中のチャールズ国王が夜中にカミラ王妃に長電話し「きみのタンポンになりたい」と言った事件ですね。
まずチャールズ国王が「君のズボンの中で暮らしたい」と発言し、カミラ王妃はそれにくすくす笑って「何になりたいの? パンツとか?」と答え、冒頭のタンポン発言につながったと言われています。
多くの女性はズボン発言でドン引きになりそうなのですが、ここで相手のノリに合わせられるあたりもチャールズ国王が夢中になった理由の一つではないでしょうか?
ちなみにカミラ王妃はチャールズ国王のタンポン発言の後、「バカね! でもいいアイディアかも」と笑ってあげていたそうです。
カミラ王妃って大物ですね…。
6、常にチャールズ3世を立てる
チャールズ国王が海軍に入隊したときには、帰りを待たずに他の男性と結婚したカミラ王妃。
自由奔放なイメージが強いのですが、一方でしっかりとチャールズ国王を立てる女性のようです。
かなり前のことですが、チャールズ3世(その時はもちろん皇太子)とカミラ夫人が飛び入りで天気予報をしたことがあります。
このときの評価は、「断然チャールズ皇太子が上手い!」というものでした。
しかし一部ではこれはチャールズ国王のメンツを潰さないように、わざとたどたどしいキャスターぶりを披露したのでは?といった声もありました。
確かにこの場面で、チャールズ国王よりも上手にキャスターを務めてしまえば「自分のほうが優れていると証明したかったんだろう」などと言われ印象が悪くなったかもしれません。
またチャールズ国王も世間から「妻よりも出来が悪い男」と頼りなく見られてしまうかもしれません。
カミラ王妃がチャールズ国王の立場を考えたからなのかはわかりませんが、チャールズ国王に対して「上手い」という称賛の声が上がったことは事実。
ナチュラルに男性を立てることのできる賢い女性なのだなと感じます。
- 小悪魔的要素
- 聞き上手
- 趣味が合う
- 待つだけの女にならない
- 下ネタにも付き合ってくれる明るさとユーモアの持ち主
- 常にチャールズ3世を立てる
カミラ夫人の人柄や賢さがわかる6つのエピソード
続いては、イギリス国民から激しいバッシングにあったにもかかわらず最終的には受け入れられた、カミラ王妃の賢さや忍耐強い人柄がわかるエピソードを6つまとめました。
1、皇太子妃の肩書きは辞退
チャールズ国王(当時は皇太子)と結婚したときカミラ王妃が「プリンセス・オブ・ウェールズ(皇太子妃)」の肩書きで呼ばれることを辞退したことは有名ですね。
これは、故ダイアナ元妃に対する国民への愛を尊重したためだと報じられています。
故ダイアナ妃は非常に人気があったので、一部の人たちの間からは、カミラ王妃とチャールズ国王との結婚に対する怒りと反感がありました。
賢いカミラ王妃は、この国民の感情に寄り添う姿勢を見せるために、コーンウォール公爵夫人という肩書きを使うと発表します。
もちろんこれで好感度が一気に高まることはありませんでしたが、イメージがそれ以上悪化しなかったのは確かです。
チャールズ国王との結婚は貫き通しましたが、すべてを手に入れようとはしないところがカミラ王妃の聡さを物語っていますね。
2、倹約家
英国王室といえばキャサリン皇太子妃が着回し上手として知られてますが、カミラ王妃も負けてはいません。
なんと1週間前に着たばかりのドレスで公務に出かけてしまうほどなのです。
こうなるともはや着回し上手というより倹約家という印象が強くなります。
こういった、カミラ王妃の無駄遣いをしないところや華美ではない暮らしぶりも好感度が上がった理由でしょう。
ウィンブルドンの試合観戦に行ったその翌週コーンウォールを訪問したときには全く同じ服装だったとか。
ちなみに靴まで一緒だったそうです。
またカミラ夫人はバッグもよく同じものを使っていることが報じられています。
シャネルのバッグらしいのですが、カミラ夫人は2021年にギリシャへ訪問した際に2日目にこのバッグを披露、報道によるとここ半年でこのバッグを5回も使用していたそうです。
実はこのシャネルのバッグが一番最初に目撃されたのは2020年で、そこから一年の間に何度もこのバッグを使用。
この倹約ぶりを見た人たちからは称賛の声が寄せられたそうです。
3、よく働く
アンドルー王子、ハリー王子&メーガン妃が公務をしなくなった今、ロイヤルファミリーはとにかく大忙しです。
もちろんカミラ王妃も例外ではありません。
カミラ王妃はなんと現在90以上ものチャリティ団体のパトロン、もしくは代表を務めているのです。
これは、チャールズ国王が皇太子時代にカミラ王妃の王室内での地位を高め、国民からの支持率を上げようと、彼女を多くの団体の役職に就かせてきたからだとも言われています。
がしかし、理由はどうあれ王妃が働きものなのは事実なのです。
「英国で最も嫌われた女」と言われながらも一切反論せず、与えられた役割を黙々とこなすカミラ王妃だからこそ、エリザベス女王からも認められたのでしょう。
4、親子関係が良好
カミラ王妃には、最初の夫アンドリュー・パーカー・ボウルズとの間にトムとローラという2人の子どもがいます。
前の夫との間の子どもたちと、とても仲良しなのもカミラ王妃のすごいところです。
ロイヤルファミリーには夢を見たいものですから、家族と仲が悪いことは不評にも繋がります。
カミラ王妃は子供からも慕われていて、それが好感度アップの一因にもなっています。
さらに息子のトム・パーカー・ボウルズ氏は、母・カミラ王妃がチャールズ国王と結婚したとき盛大に祝福すると同時に国王を称賛しました。
「私はずっと義父を尊敬しています。ずっと義父を慕ってきました。いつも優しく、善良で素敵な人でした。マスコミがなんと言おうと私は気にしません。義父は温厚で知性的で人間味がある。素晴らしい王になると思います」。
関係性がよほど良好でない限りはこんなコメントは出せませんよね。
息子さんのこのコメントも、カミラ王妃のイメージアップに繋がったことは間違いないでしょう。
5、面倒見がいい
カミラ王妃は面倒見が良いことでも有名なようです。
前夫のアンドリュー・パーカー・ボウルズ氏と結婚してからは外に仕事を持たずに息子&娘の子育てに専念していたカミラ王妃。
息子のトム・パーカー・ボウルズ氏も「彼女は私たちの母親である以外に仕事をしていなかった」「素晴らしい母親であり、祖母だ」と話しています。
カミラ王妃は孫娘が好きな単語パズル「Wordle」に自分も挑戦して、その結果を毎日テキストでやりとりしているという話もありました。
公務が忙しい中でも、孫の好きなことを自分も挑戦して会話ができるように努力する、これは決して簡単なことではありません。
孫を愛し、かわいがっていることがよくわかります、
このエピソードからも、「面倒見が良く、素晴らしい母であり祖母」であるのは間違いないでしょう。
6、国王を誰よりも上手に扱える人物
カミラ王妃の包容力と対応力の高さも、大きな魅力となっています。
「国王を扱えるのはこの人しかいない」と世界が確信するきっかけになったエピソードがあります。
チャールズ国王が即位した直後に起きた「万年筆事件」。
北アイルランドを訪問した際、ゲストブックに記帳したとき日付を間違えてしまったチャールズ国王にカミラ王妃は冷静に「あなた、さっきも間違えていましたよ」と注意します。
続いて記帳するために借りた万年筆からインクが漏れるというハプニングが発生した時、チャールズ国王は「これだからいやだ!」とイラつきながら理由も説明せずに万年筆をカミラ王妃に渡しました。
この時チャールズ国王は怒って声を上げているだけだったようで、側近は何が起こっているか分からず困っていたことでしょう。
それに対し「あ、すごい漏れている」と側近にも何があったかわかるように静かに言葉を発したカミラ王妃。
チャールズ国王のご機嫌を取ろうとはせず、側近にも声を荒げず、冷静に対応するカミラ王妃に対し、妻役だけでなくお母さん役をこれ以上上手にこなせる人はいないと世界が納得したとか。
- 皇太子妃の肩書きは辞退
- 倹約家
- よく働く
- 親子関係が良好
- 面倒見が良い
- 国王を誰よりも上手に扱える人物
まとめ
カミラ王妃の魅力や人柄について調べてみました。
一時は「イギリス国民から最も嫌われた女」と言われていたにも関わらず、現在はその存在を認められているカミラ王妃。
その強かさと忍耐強さには尊敬の念を覚えてしまうほどで、なんだかすごい女性なんだなと思いました。
チャールズ皇太子にとっては最高のパートナーなんですね。
最後まで記事を読んでくださいましてありがとうございました。
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