ごった返す歌舞伎町で突如起こった「女性がカッターで男性を斬りつける」という事件。
女性は斬りつけた後も男性を蹴るなどしていて、周りの人が止めに入るという映像がSNSでも拡散されました。
そして、斬りつけられた男性はホストであると報道され、その後Xで「刺されたホストは自分です」と名乗るアカウントが現れます。
しかしこの男性は実は斬りつけられたホストではなかったのです。
この記事では、事件の簡単な経緯や刺されたのは自分と発信した男性、そして斬りつけられた男性について調べてみました。
歌舞伎町の路上で女性が男性を斬りつける
この事件は2023年11月5日の午前1時半頃に起こりました。
女性が男性を斬りつけ、さらに倒れる男性に対して怒鳴りながら殴る蹴るの暴行を加えたのです。
「お前ふざけんなよコラァ!」──11月5日午前1時半頃、眠らない街・歌舞伎町では怒号が飛び交っていた。
ジャケットの下に着た白いシャツを血で真っ赤に染めた男性を引きずり回す高身長の女性。
それでも気がおさまらないのか、女性は叫びながらうずくまる男性にさらに殴る蹴るの追い打ちをかける。
NEWSポストセブン
周囲の人々はあまりの突然の出来事に驚いていたのでしょう。
しばらくは状況を把握できず、あっけに取られて動けずにいるように見えました。
しかし少しすると状況を把握し、止めに入る人が現れます。
そして興奮する女性を男性から遠ざけ、止めに入った中のひとりの女性が首から血を流し倒れている男性の介抱をし始めました。
この女性は自分が着ている服を脱いで男性の止血に当たっていました。
この状況下で咄嗟に動いたこの女性はすごいなと思います。
自分だったら驚きと恐怖で動けない気がします。
周りの誰かが事件を起こした女性に対して「逃げないでくださいね」と言うと、「逃げも隠れもしない!」と言い切り、全く逃げる様子はありません。
やがて警察が到着し、暴行を働いた女性は警察に対して「この男に人生をめちゃくちゃにされた」というようなことを話していました。
「歌舞伎町で刺されたのは自分」とAzuという男性が名乗り出る
この事件が報道されて少しすると、SNS上で「これは自分だ」という男性が現れます。
それはこちらの「Azu.」というアカウントの男性でした。
経緯はこんな感じです。
まず11月5日の午前6時24分に「今やっと意識を取り戻した。これは自分。」という内容を投稿します。
この投稿は瞬く間に広まったようです。
そしてこの男性はその後もこういった投稿を続けます。
次の日の夜には思うことをすべて話す、と投稿。
そして翌日に「刺された本人ではない」と公表し、「たった1つの嘘のツイートを信じる人が多すぎてびっくりした」というような内容の投稿をしていました。
更に「疑った人はX向いています」、「信じた人は向いていない」と投稿。
そしてあの有名なひろゆきさんの「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」という明言を投稿しました。
この男性がこういった投稿をした真意はわかりません。
ただ確かにSNSでの発信を鵜呑みにするのは本当に危険であるということはよくわかります。
男性の発信には、注意喚起の意味もあったのかなと思います。
【顔画像】歌舞伎町で刺されたホストの名前や顔
残念ながら、刺された男性の名前はわかりませんでした。
しかし顔はSNS上にありました。
刺された直後に倒れている状態の男性の顔です。
分かり辛いので、画像の向きを変えてみました。
刺された直後なので辛そうな表情ですが、鼻筋が通っているのがわかります。
きっと整った顔をしているのだろうなと思います。
刺された男性はホストではない
この事件は始め「どうやらホストと客の間のトラブルらしい」という内容で報道されました。
しかし、事件から少し時間が経ってその情報は違っていたということがわかってきます。
男性はホストではなく内勤だったようです。
「A(男性)はもともとXという店でキャストとして働いていましたが、売り上げがあまり立てられていなかった印象です。それもあってか、今のお店で働くようになってからは内勤スタッフになりました。
ホームページに宣材写真は載っていましたが、彼が席について接客するなど、いわゆるホストらしい業務をすることはなかったそうです」
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刺された男性は事件から18時間後に生配信
斬りつけられた男性の安否が心配される中、なんと事件の18時間後に、男性が生配信を行ったのです。
11月5日の午後20時頃、Aさんは“イケメン特化型ライブ配信アプリ”「toU」で配信を開始した。
このアプリは主にホストが集客などを目的にライブ配信を行うアプリで、課金システムも備わっている。
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配信された映像では、Aさんのシャツの襟からは包帯らしきものが見えたそうですが、ネット上で拡散された倒れている姿からは想像できないほど元気そうな様子だったのです。
視聴者は50人ほどで、いつもこの男性のライブ配信を見にきている常連のユーザーからのチャットを読み上げて、楽しそうな様子だったというから驚きです。
そして男性は、事件が起こった経緯について視聴者から質問されると笑いながら答えたそうです。
「人生ってわかんないねほんとに(笑)! なんでこうなったかって? 俺にもわかんないよ。
だってあの日(被疑者女性と)ずっと一緒にいて、『一緒にお風呂入ろ』ってなってたから入浴剤買いに薬局に行った後に、焼き肉食べたいって話で叙々苑に向かってる最中だったの。
そしたらコンビニ行ってこう(カッターで)サクッとね」
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カッターで切りつけられた男性と女性は、どうやら交際していたようですね。
とにかく男性が無事で良かったなと思います。
この事件は周囲に人がたくさんいる中で起こりました。
「逃げない!」と啖呵を切り本当に逃げない女性、斬りつけられた男性は18時間後に笑って生配信、という一連の流れを見ると、さすがは歌舞伎町だな~という感じですね。
まとめ
歌舞伎町で起こった事件について調べてみました。
一年くらい前にもホストが女性に刺されるという事件がありましたが、その時も男性も元気に仕事をしてるようですね。
今回斬りつけられた男性も元気そうで何よりです。
しかし、ここのところホスト絡みの事件も多く、「ホストに対して何らかの規制を」という声が上がり始めています。
今後どうなって行くのでしょうか。
それでは今回はこの辺で失礼します。
最後まで記事を読んでくださいましてありがとうございました。
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