角川春樹さんは角川書店の社長だったことや、映画「里見八犬伝」や「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」などの有名作品を製作したことで知られています。
数々のヒット作品を生み出し、一時期は破竹の勢いだった角川映画。
角川春樹さんは、映画の製作に携わるだけでなく、自身もメガホンを取り、監督としても多くの作品を世に送り出しています。
しかし現在は映画監督からは引退している角川さん。
今は何をしているのかが、非常に気になります。
ということで、角川春樹の現在のお仕事や画像などを調べてみました。
【2023現在】角川春樹は何をしているのか
角川春樹さんは現在、角川春樹事務所の会長兼社長であり編集者、宮司、俳人として活動されています。
宮司
なんと、角川春樹氏は1984年に宗教法人を設立していて、現在もその宗教法人である明日香宮という神社の宮司をしています。
「ちょっと唐突ですが、私の妻が去年の12月下旬に胃腸炎で3日間苦しんだ末、突然啓示を受け、神がかりになったんです。
私は群馬県嬬恋村の神社、明日香宮(宗教法人)で84年から宮司をしていますので、私の身に起きるのなら珍しくもないのですが」
https://mainichi.jp/articles/20201016/dde/012/040/014000c
1984年に宗教法人の承認を受けた「明日香宮」↓
角川春樹氏は、この明日香宮のなかにご自分のお墓もすでに建てているというのですから、用意が良いというか…角川春樹さんらしい気もしますね。
角川はすでに宮司を務める明日香宮のなかに自らの墓を建てている。
ガラスで作られた墓石には〝花の戦士〟と彫られていることを、「なんかアニメみたいな名前だけど」と聞き書きの合い間に笑って教えてくれた。
東洋経済オンライン
なんとこの明日香宮ですが、角川春樹さんが北軽井沢の山を買収し、ご自分で神社を建立し、角川春樹氏が宮司、娘さんの角川慶子さんが巫女となっているそうです。
今現在宮司をされているということにも驚きですが、この宗教法人がかなり昔からあるということでそれもびっくりです!
2020年に行われた林真理子さんとの対談では、角川氏は明日香宮で行った神事についてもお話もされています。
角川:日本をおおっていた暗雲が取り払われて、「雲外蒼天」(雲を突き抜けた先の青空)という状況で公開したい。
ただ、コロナに関しては、話すと長いから結論だけ言うと、前に林君も行った明日香宮(北軽井沢)で、毎月、1回目、2回目、3回目と3回神事をやって、5月7日に終息させてしまったんだ。
中略
角川:ただ、地震も、7月6日、7日の七夕に完全にとめるための神事をこのあいだ明日香宮でやったから大丈夫。そのあともう一回、秋から冬にかけてコロナの第2波が来る。これもとめなきゃいけない。だから今年は一年中働かされるなと思ってるんだ。
林:社長、よろしくお願いしますよ。ちょっと信じがたいお話ですけど。
https://dot.asahi.com/wa/2020071600034.html?page=1
コロナを終息させたと話している角川春樹さんに、林真理子さんならではの「ちょっと信じがたいお話ですけど」というツッコミ。
楽しい対談ですね。
社長であり編集者
角川春樹さんは、現在でも編集者として現役で仕事をしています。
1995年に設立した「角川春樹事務所」の会長兼代表取締役であるのですが、現役の編集者でもあるのです。
2020年の林真理子さんとの対談では「編集者生活が今52年」と話していました。
私はとにかく小説が好きなんだよね。
おもしろい小説に出会いたいという思いがあって、今年、編集者生活52年なんだけど、打率が9割なんだよ。
重版したり再版したのが。
https://dot.asahi.com/articles/-/87570?page=3 2020/07/18
そしてその翌年の2021年には、出版業界で最高齢の編集者だと東京経済オンラインの記事に書かれていました。
角川春樹さんは、90歳まで現役の編集者でありたいと話しています。
〝花の戦士〟のガラスの墓に入るまで、少なくとも90歳までは現役の編集者であり続けたい、と角川は語る。
なぜなら角川が90歳のとき、息子が20歳になり、彼の成人を見届けられるからだ。
「生涯編集者」でありたい角川は自らの名刺に「角川春樹事務所代表取締役社長 書籍編集局局長」と刷り、出版業界で最高齢の編集者であり続ける。
https://toyokeizai.net/articles/-/478889?page=3
生涯現役というのが角川春樹さんらしくて素敵だな~と思います。
現場に立つ会長兼代表取締役って、社員の気持ちも理解してくれそうでいいですよね。
俳人活動
角川春樹さんは、俳人でもあります。
1979年に角川春樹さんのお父様が主宰だった、俳句雑誌「河」の副主宰と撰者になったことで、俳句に傾倒していったそうです。
1981年に第一句集を発売し、1986年には俳句の総合誌である「俳句研究」を買収したことでも知られ、2018年にも句集を発表しており、現在でも俳人として精力的に活動しています。
林真理子さんとの対談でも「俳句が自分の職業でもある」とお話される角川春樹さん。
本当に多才な方ですね。
角川:趣味はないというか、俳句が自分の職業でもあるんでね。
林:句集『信長の首』ですごい賞をおとりになったんですよね(芸術選奨文部大臣新人賞、俳人協会新人賞)。
角川:あのあとも賞をとり続けた。俳句は生涯できるんでね。今回は「天高し詩歌に映画に身を尽くす」という句が、映画のクランクアップの日に降りてきて、自分は映画と詩歌は生涯続けるんだなと思ったね。大林さんが亡くなったと聞いてすぐできた句があって、4月10日に亡くなったので、「監督の椅子に君なき四月かな」という句をつくった。もう一つは「龍天に昇る映画といふ麻薬」。
https://dot.asahi.com/articles/-/87570?page=4 2020/07/18
【2023画像】角川春樹の現在
角川春樹さんは、今年に入って森村誠一さんが逝去された時にテレビのインタビューに答えています。
とてもお元気そうですね!
こちらが昨年2022年にテレビ出演をしたときの角川春樹さんですが、むしろ今年の方が若返っているような気もします。
2022年にはバラエティ番組「日本のドン」に出演した角川春樹さん。
お笑いコンビ「千鳥」と女優の松岡茉優さんがMCを務めるトークバラエティー番組「日本のドン」(TBS系)が、7月20日午後9時半から放送されることが13日、分かった。ゲストには“出版・映画界のドン角川春樹さんが登場し、禁断の「刑務所生活」や、「天狗(てんぐ)との遭遇」などが語られる。
ヤフーニュース
番組では角川春樹氏が今でもボクシングジムに通っていることも紹介され大きな反響を呼びました。
2023年の角川春樹さんのインタビュー動画↓
角川春樹の監督最後の作品はみをつくし料理帖
角川春樹氏の映画監督としてのラストの作品はみをつくし料理帖でした。
角川春樹氏がこれまで製作してきた映画は数多くあります。
「犬神家の一族」「里見八犬伝」「野性の証明」「悪霊島」「セーラー服と機関銃」「時をかける少女」「Wの悲劇」「ぼくらの七日間戦争」など、あげればキリがないほどです。
監督作品はさほど数が多くないようです。下記が監督作品です。
- 汚れた英雄(1982年)
- 愛情物語(1984年)
- キャバレー(1986年)
- 天と地と(1990年)
- REX恐竜物語(1993年)
- 時をかける少女(1997年)
- 笑う警官(2009年)
- みをつくし料理帖(2020年) – 製作・監督・共同脚本
またご自身も数多くの映画に俳優として出演していました。
角川春樹のWiki風プロフィール
生年月日:1942年1月8日
年齢:2023年時点で81歳
出身地:富山県富山市
職業:実業家、俳人、宗教法人宮司
最終学歴:國學院大學
まとめ
角川春樹さんの現在の画像や、お仕事についてご紹介しました。
とてもお元気そうですね!
90歳まで現役編集者でいたいという角川春樹さんですが、ずっと第一線に立ち続ける姿が本当にかっこいいなと思いました。
見習いたいものです。
それでは今回はこの辺で失礼します。
最後まで記事を読んでくださいましてありがとうございました。
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