少し前に高知県土佐市の移住・町おこし事業を巡ってあるトラブルが議論を呼んでいましたね。
土佐市は地域の活性化のために移住を促進しており、その取り組みを活用して移住し人気カフェに育て上げた方たちが強引に退去を命じられ助けを求めるという内容でした。
インフルエンサーたちが取り上げたことによって瞬く間に広がったこのトラブルは、大きな話題を呼びました。
これまでの経緯を時系列でまとめ、この問題について言及している方の意見もなるべく簡単にまとめました。
※この記事は、現在わかっていることをまとめたものです。どちらに非があるのかなどという主旨のものではありませんのでそちらを踏まえてお読みください。
【時系列】土佐市南風のカフェ「ニールマーレ」の炎上のまとめ
それではまずは炎上までの経緯やカフェ側の主張、その他の内容をまとめましたのでご覧ください。
1、始まり
土佐市の南風が炎上する発端となったのは下記の文言のツイートでした。
【拡散お願いします】 田舎はどこもこうなんですか? 地域おこし協力隊として東京から高知に移住したのに、地元の有力者に従わなかったら出ていけと言われました。市役所も言う通りにしろと言います。 「Twitterで発信します」と言ったら「たかがSNSや」と鼻で笑われました。現状を知ってください。
ツイッター:崖っぷちカフェ店長@理不尽な退去勧告、私物化されたNPO法人と戦う
そしてこのツイートを大型インフルエンサーのアカウントや、若者に絶大な人気を誇る西村博之氏が取り上げます。
こうしてこの問題はあっという間に拡散され、議論を巻き起こすことになりました。
2、カフェ「ニールマーレ」側の主張
それでは次は、カフェの主張を簡単にまとめます。
大阪出身で東京在住のオーナーが8年前に転職を考えて、好きだった高知県で暮らしたいと候補地を探していました。
すると高知県土佐市が転職サイトから「地域おこし協力隊」のオファーをしてきたそうです。
それを受けて土佐市に移住したオーナーは、土佐市が所有する南風という建物でカフェの経営を始めます。
オーナーや従業員は地元食材を使ったメニューを開発し、8年ほどかけて人気カフェに育てあげました。
ところが人気店となったカフェにこんなことが起こります。↓
地元の権力者(80歳ほどの高齢男性)から若い従業員女性がセクハラを受けたり、知り合いの料理人の雇用を強制されたりしたことに対してオーナーや従業員が反発する
↓
権力者「言うことが聞けないというのは気に入らない。この物件から今すぐ退去してくれ」
↓
権力者(カフェが入居している物件を管理するNPOの理事長)が、他のNPO会員に無断で“会員全員一致”のハンコを押した捏造退去勧告を提出
↓
オーナーと従業員は当然土佐市に助けを求める
↓
しかし土佐市もカフェに対して退去のお願いを通知
(理由→土佐市はかつて川の改修工事を行った際に、反対住民を権力者に“切り崩し工作”で抑え込んで貰った恩があり、権力者に頭が上がらない)
↓
退去後は権力者の知人の飲食店が入居することが決定している様子
↓
オーナーと従業員「到底納得はできません。この件を発信します。」
↓
権力者と土佐市「お好きにどうぞ。たかがSNSでしょう。」
3、土佐市の反論
議論を巻き起こした翌日の5月12日に、東スポの取材に土佐市はこう反論していました。↓
同市役所はどう対応するのか。同市担当者は「事実ではないところも多数ありますが、それら全部に反応するのではなく市の顧問弁護士に相談して対応することになります。後日、調査結果を市のホームページに掲載します」と話した。
事実と違うところとはどこなのか。同市役所が関係する点について確認した。「2月に退去通告を市職員が伝えに来たとありますが、これは事実ではありません。セクハラに関する記述も事実ではありません。NPO法人に対して市が『頭が上がらない』という認識もありません」(同)と否定した。
東スポ
SNSでの拡散により当然さまざまな反響が起き、なんと爆破予告まで届くという事態に。
土佐市では12日にも、「市役所や市内の教育機関を爆破する」という内容のメールが市役所に届いていて、市内の小中学校では児童や生徒を早めに帰宅させたほか、警察がパトロールを強化し、威力業務妨害の疑いを視野に捜査する事態となっています。
NHK NESWEB
またこの3日後の15日には幼稚園児を誘拐するといったメールも届きます。
15日午前5時すぎ、土佐市の幼稚園に「市内の幼稚園児を無差別誘拐する」という内容のメールが届きました。
NHK NEWWEB
この事態に土佐市役所は「名誉毀損や誹謗中傷、威力業務妨害に当たる可能性も出てきているので法律的なことは弁護士に相談している」と話していたそうです。
また市民への影響が大きくなったことで、市長からも5月18日にこういった発信がされました。
4、賃貸契約書を交わしていなかったという情報が出る
そして5月13日に新たな情報が出ました。
高知新聞によれば、カフェは利用許可申請や賃貸契約書など無しで営業をしていたようです。
賃貸契約書や利用許可書などを交わしていなかったという事実に対して世間の反応は様々でした。
炎上のその後~真相と疑惑というワード~
そして5月18日に「真相と疑惑」というワードである方のnoteが話題となりました。
noteで注目されている部分をピックアップしておきます。
ピックアップは一部となります。↓
●イラスト漫画に写真で登場する男性と女性は始め夫婦と言われていたが関係性が不明である。
●カフェの経営者の男性は東京のカフェダイニング・プロデュース起業の元社員である。女性はわからない。
●カフェ「ニルマーレ」はそのプロデュース企業が土佐市に進出・設置した事業拠点と言える。
●総務省のサイト経由で応募した若者移住者の範疇ではなかった。
●女性店員が地域おこし協力隊であったかどうはも現時点では不明。
●カフェ「ニールマーレ」については、そもそも「地域おこし協力隊」の事業であり、それを公共施設である「南風」の2階フロアを借りて行っていたもので、基本的には3年で終了のはず。
●営業を延長するなら土佐市すなわち市の指定管理人NPO法人と正式な賃貸契約を取り交わさないといけないが、5年後の2020年には両者の関係はひどく険悪になっていて、大家のNPO法人がカフェに退去を要求する・対立関係になっていたようで通常の契約関係には入れなかった。
●市役所が間に入って両者を宥め、一定期間の猶予という状態が続くが、2022年6月にNPO法人が書面で正式に施設利用中止を通知。
●市のとりなしで2023年3月末まで猶予を与えられていたが、本来カフェ(企業組合)は今年3月末に無条件で退去しなくてはいけなかった。
全文については「真相と疑惑 note」と検索すると出てきます。
この情報が出たことによって、もう何が何だかわからないという困惑した意見が多く見られました。
もう何もかも信用できないやん……。土佐市もNPOもカフェも。
ツイッター
あらまあ、だいぶ香ばしい話になってきたなあ。さらに泥沼。
ツイッター
部分的に近い経験があったから共感していたけど、こんな事になってたのか。 もうどっちが事実かさっぱり分からないけど片方の話を鵜呑みにしてはいけないね…。自戒。
ツイッター
5月24日新しい情報
この真相と疑惑というブログが話題になった約一週間後の5月24日にヨッピーさんという方が詳しく調べた記事が出ました。
その記事から、先日のブログとは異なる点をピックアップします。
●現理事長が総会の決議を経ず、独断でNPO法人の判子を押したものを持ってきた。現理事長との関係決裂を決定的にしたのが2021年3月に現理事長から出された退去通告とのこと。
●他のNPO法人会員がカフェ側に問い合わせた事で理事長の独断行動が発覚し、市の職員に相談したところ、「通告は無効だから無視していい」という回答を得たそう。
●2022年6月になると今度は市の職員がやってきて、「NPO法人総会の決議により、2023年4月以降の利用が不許可になりました」という通告がニールマーレに対して行われる。
その後書面でも同内容のものが届く。
しかし前回同様「そんな決議には同意していない」と他のNPO法人会員の方から異議が出され、弁護士1人とNPO法人会員4名、市職員4名、ニールマーレ3名計12人が同席の上で、通告が無効であることを確認。
市からNPO法人理事長に対して「退去通告を取り消すこと」という指示が出る。
●退去勧告を取り消すことを確認したはずだが、2023年1月「南風」のFB上で4月以降の入居者を決める公募が行われる事が発表される。
●ニールマーレは公募の実施に気付くのが遅れたが、2月10日の締め切り2日前に事態を把握、急遽書類を揃えて公募に申し込む。
しかし3月17日に行われた「新居を元気にする会」の総会の結果、ニールマーレは選から漏れて営業が出来なくなり、Twitterでの告発に至る。
真相と疑惑とういうブログ、ヨッピーさんという方のまとめから抜粋しました。
両方の全文を読んでみましたが、何というかニュアンスの違いを感じました。
問題を追って発信している議員の現在までの見解
また、犬山市の市議会議員久世高裕さんがこの件について詳しく追っているようです。
この議員さんは、感情的にならずに、その都度わかった事実からご自分の見解を発信してくださっています。
冷静かつ公平で参考になると思います(個人的な意見です)のでご紹介します。
★始めは「カフェ側は相当厳しいように見えます。」という感じでした。
●指定管理なので使用許可を出す権限は指定管理者にもある
●使用許可は賃貸借とは違う という2点だけでも、カフェ側は相当厳しいように見えます。
カフェ側が争えるとしたら、「使用許可ではなく賃貸借だった」(指定管理者が越権行為をしていた)ということを立証するしかないのでは…
2023年5月13日 午後10:23
久世高裕 犬山市議会議員ツイッター
★しかし翌日14日にはその時点でわかった事実を踏まえてこの問題を整理してみて「これが事実なら、市の責任が大きいような…。」と見解が変わっています。
黒木茂議員の発言を追っていって少しずつ全貌が見えてきました。
1、市は国の交付金を得て施設建設を計画
2、計画段階から地域おこし協力隊やコンサルが関与
3、地元団体に指定管理委託
4、その後に施設の利用方法を条例で規定
5、国の交付金が入るため「特定団体のための施設にできない」という内容に
6、指定管理者は不満
7、市は各方面の不満をうまく丸め込んで施設建設にこぎつけた
8、建前と実態の矛盾点が今爆発 という経緯に見えます。これが事実なら、市の責任が大きいような…。
2023年5月14日 午前11:25
久世高裕 犬山市議会議員ツイッター
★16日の発信も「基本的な責任は市にあるはずです。何も隠し立てする必要はないでしょう。」というツイートをされています。
·店長さんはそろそろオーナーさんからもストップかけられてしまうかもしれませんが、それはそれでかなりお気の毒。
全体のスキームを考えてオーナーさんから市に働きかけをしたのでなければ、基本的な責任は市にあるはずです。何も隠し立てする必要はないでしょう。
2023年5月16日 午後3:00
久世高裕 犬山市議会議員ツイッター
★20日には契約書が作られなかった理由について現在でもどの関係者からも語られていないことに言及していらっしゃいました。
「アンチ」などという言葉を使う方に返答するのは憚られますが、一応。カフェオーナーの方が動画を出しておられますが、契約書が「作られなかった」理由は今だにどの関係者からも語られていません。
作っていなかったのではなく、「作られ」なかったのです(オーナーさんも自身の「過失」という表現をされています)。
ここが本件最大のカギであり、そこが明らかにならない限り、「行政財産のフロア全部がカフェに賃貸借される」などという法の上ではとんでもなくアクロバティックな結果になることはほとんど考えられません。
2023年5月20日 午後9:47
久世高裕 犬山市の市議会ツイッター
議員でありこういった問題には誰よりも詳しい立場の方でもこのように少しずつ見解に変化がありますので、この件は本当に複雑みたいですね。
今後もなにか新展開があれば記事を更新する予定です。(6月2日に更新しました)
市側の問題ではと言われる部分について
※念のため何度も書きますが、このブログはカフェ・市・NPO法人のどれが悪いだとかの話をしてはいません。
様々な意見をまとめているだけということをご了承ください。
非常に複雑な問題で、分かりづらいのですが、久世高裕犬山市議会議員のツイートでの「市の責任が大きいのでは」ということについて整理してみました。
この「南風」という建物は、商業施設ではありません。
国の補助金が交付されていることもあって、営利目的の使用はできないようです。(施設の維持管理に必要な程度の収益はOK)
久世高裕議員は、土佐市議会での議事録を読んで、黒木議員という方の議会での発言に注目していました。
この黒木議員という方は、平姓27年の土佐市議会で「営利目的では使用できない」ということについて問題視する発言をしています。
以下は土佐市議会の議事録の一部です。(誰でも見ることができるものです)↓
赤線のところの抜粋です。(すべて黒木議員の発言)↓
この議案3号が可決された場合に、指定管理者であるNPO法人新居を元気にする会が、以前から私が思っておりますけども、考えております、また先程市長それから有藤参事が答弁にありましたように、2階フロア全面を利用したフードコートやカフェには使用できなくなるんでないかと私は考えるところですけども、市長はどういうお考えでしょうか。
指定管理者は下の直売所では一応利益を上げるけれども、上では何もできないと、いうことになるわけですよね。ちょっとこれはね、だからどういうことかといいましたらね、先程も言いました交付金ですか。制度・資金の使い方が間違っておると。
市長がですよ、よし1億2,000万出そうと。これ戻そうと、国へ。これでやろうということ決めてもらったら、OKになるがですよ。そうしないとですよ、新居を元気にする会が納得すると思いますか。僕は思わんと思う。
抜粋した部分をものすごく簡単にまとめると、
国からの交付金をもらうとしたら「営利目的はNO(施設を維持する程度はOK)」
黒木議員は「国から交付金を貰わずに市が援助して縛りを無くし、利益が出ても良いようにしたほうがいいのでは?」と提案していた
下記は土佐市議会だよりです。
新居観光交流施設フードコートについての説明が記載されています。↓
そしてその後には「地域交流スペースとして誰でも利用できる空間」として紹介されています。
しかし後半に「コミセン(コミュニティセンターの略と思われる)に簡単な軽食を提供できるカフェが併設される交流施設」とも書かれています。
純粋な第三者目線で一生懸命考えましたが、正直な感想としては「よくわからない」です。
(自分の理解力がないだけということは重々承知しています…。)
色々な情報から、とにかく純粋に利益を出せる商業施設ではないということは確かなのかなと思います。
久世議員もツイッターで、「商業活動を行うことは極めて厳しい制約があります」という内容のツイートを紹介しています。
そして上の2枚の画像を添付してこうツイートしていました。↓
ものすごい証言。
これが事実なら、土佐市が交付金を得るために「名目」上は公的スペースを装い、当初から特定企業の営利活動に使用する目的で口裏合わせをしていたということになってしまいますよ。
もう100条委員会クラスの話じゃないですか、これ。
久世高裕 犬山市の市議会ツイッター
カフェの当事者の方も「商売でやっていない=非営利」ということを仰っているようです。
土佐市のカフェの件、当事者の方が殊更「商売でやっていない=非営利」ということを強調されている様子。
●メディアにも取り上げられる大人気カフェ
●移住してきて生活がかかっている
●だけど商売でやっておらず非営利
なかなか一般的には理解しがたい話ですが、こういう体裁にしなければいけない理由は「国の交付金が入っている建物」で、かつ「名目は公民館的な建物での貸館利用」だからです。
責任を負うのは市ですから、あまりカフェの方は気張らない方がよいのではないかと。
久世高裕 犬山市の市議会ツイッター
この件を告発したアカウントは「崖っぷちカフェ店長…(以下略)」でしたので、ニールマーレについてはカフェだという認識でした。
しかし詳しく追っていくと、「カフェ」と思っていたことも若干違ったのか???となりました。
営利目的ではない
2階(ニールマーレは2階にある)はカフェではなく地域交流スペース
コミセン(コミュニティセンターの略と思われる)に簡単な軽食を提供できるカフェが併設される交流施設
この辺りでもう何だかよくわからなくなってきました。
複雑すぎる…。
調べてみた結果出てきた新たな疑問点としては、ニールマーレ側が営利目的では活動できないという点を理解していたのかというところや、市側はそこを説明していたのかという点ですかね…。
こういったところから久世議員も「市側に問題があるのでは」と言っているのでしょうか?
市も、NPOも、カフェも、それぞれ皆さん悪気は全くなくて、ボタンの掛け違いがあってズレていって長年経っての結果なのかなぁ…?
とにかく国からの「公金」が出ているからこそ問題も複雑で大きくなっているのでしょうね。
また新たな情報が出たら記事を更新しますね。
久世高裕犬山市議会議員で「当事者間の主張に争いがあっても、まずは法律や条例に沿って考えていかないと、感情や雰囲気に左右される無秩序な社会になってしまう。「炎上」を煽るのは本質的にテロと変わらない。」というものがありましたが、その通りではないでしょうか。
7月11日に新たな展開?
7月11日に、NPO側が「三者協議」(多分「市」と「NPO」と「カフェ」だと思います)から離脱することを市に伝えたという報道がありました。
NPO側によると、11日に非公開で開かれた三者協議の初会合にNPO理事長が出席し、「国や県と協定を結んだ市の振興策に基づいて施設運営をしており、振興策に関係ないカフェを交えた協議はありえない」という趣旨の発言をした。その後、文書でも「離脱」を市に伝えたという。
板原啓文市長は取材に対し、「NPOから市に質問が出ており、それに回答したうえで三者協議の継続を求めていく」と話した。
ヤフーニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/30b8750d5bc4f9d548034a5fdcad8be0aefd9947
うーん、この問題はなかなか長引きそうですね…。
三者ともがみんなが笑顔で次に進める円満な解決策が見つかるといいのにな~。
三者とも悪くなくて、単なるボタンの掛け違いなんじゃないかなと思うんですよね。
カフェが退去準備の報告
2023年9月14日木曜日に、カフェが閉店の挨拶としてインスタを投稿したことが報じられました。
SNS(インスタグラム)に投稿したのは「閉店のご挨拶(あいさつ)」と題した文書。
退去準備を進めており、「存続に向けて、多くの方々にご支援とご声援をいただいてきましたが、閉店することになり、残念に思います」と述べている。
別の投稿では、場所を変えて新店を準備していることにも触れている。
ヤフーニュース(朝日新聞DIGITAL)
7月11日には三者協議からNPO法人が離脱したと報道があり、その後の話し合いは進んでいなかったようです。
南風の運営について市議会定例会で質疑があったようです。
南風の運営については、市議会定例会で11~12日に質疑があった。
市によると、指定管理者はこれまで公募を経ずに地元NPOを指定してきたが、来年度に向けた選定方法を問われた板原啓文市長は「市の検討委員会で公募を含めて協議している」「選定が時間的に困難であれば、市直営も含めて検討する」と答弁したという。
ヤフーニュース(朝日新聞DIGITAL)
これを読むと、今までは「指定管理者」を公募はせずに、ずっと地元のNPO法人が「指定管理者」として活動してきたということですね。
そして市が「公募も含めて協議している」ということは、「地元NPO法人が指定管理者でなくなる可能性も出てきた」ということになります。
うーん、みんなで仲良く円満に解決、というふうにはならなかったということですかね…。
難しいのでそう簡単には行かないのはわかるのですが、悲しいですね。
きっと誰も悪くなくて、それぞれ頑張っていたんだろうにな…。
まとめ
高知県土佐市のカフェ「ニルマーレ」立ち退きの件について、炎上からその後までを簡単にまとめました。
始めは市とNPO法人側に対しての非難が殺到し、その後はカフェ側に対しても???となる方が出てきて、そこに市が絡み、現在はもうよくわからないという状態といった感じです。
こういった問題でいつも思うのが、どちらがどうだ、ということは第三者にはわかりませんので安易に語るのは危険だなということですね。
市・NPO法人・カフェ全てにとって良い形で円満に解決ができるといいなと願いつつこの記事を書いていたのですが、現在の経過を見ると願い通りには行かなかったのかもしれません…。
何度も書くのですが、どこも悪くないと思うんですよね(完全に個人的な見解ですのであしからず)。
ボタンの掛け違いをどう直していくのかという問題だったと思うのですが、年月が経ち過ぎて難しかったんでしょうか?
一つのボタンの掛け違いでも、そのボタンが100個あったら修正するの、めちゃくちゃ大変ですものね。
それでは今回はこの辺で失礼します。
記事を最後までお読みくださいましてありがとうございました。
コメント